鹿児島県の地域別最低賃金は、時給678円で、全国で2番目に低い水準です。
年間2000時間（年250日）働いても、135万円程度にしかなりません。
労働年齢の単身者に適用した生活保護基準の基礎額に、所得税や社会保険料、勤労必要費用（生活保護制度にある「勤労控除」で計算）、通勤費を加えて計算すると、中規模の都市部で（生活保護の級地区分で2級の1、鹿児島県では鹿児島市が該当）、単身者の最低生活費は、年間230万円程度となります。
年間2000時間労働で計算すると、それを超えるには、時給1150円以上の賃金が必要となります。
中小企業等には助成制度を設けるなどして、最低賃金を引き上げるべきと考えます。